幕山ハイキング

湯河原駅9時発の鍛冶屋・幕山公園行きのバスに乗って約15分。

このバスは途中の鍛冶屋までなら1時間に2本ありますが 

幕山公園まで行くのは1日5本だけなので、ご注意を!   

バス時刻表  

途中乗車したら、なんと満員でした!

 

バスを降りたみなさんは、ただちに歩き始めました。 大きなリュックを背負っています。

どこへ行くのでしょうか?

 

 

遠景は私たちが目指す幕山です。

麓の木々も少し色づいていました。

2月中旬から3月中旬には 約4000本の白梅・紅梅が咲きます。

『梅の宴』開催中は、饅頭・湯河原産の野菜・みかん・漬け物などを売る店が出て賑やかです。

 

 

登り始めは、梅林の中の遊歩道を歩きます。

梅の季節は観光客が大勢いますが、今は静かです。

 

 

 

 

中腹に岩壁が見えますね。

幕岩と言って、ロッククライミングの名所だそうです。

 

 

今日はどうかな〜と目を凝らすと…

 

 

 

いました!

 

登っている白いウェアの人と、下で待っている赤いウェアの人が見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

山道を登っていくと…

 

今度は白いウェアの人が

降りて来るのが見えました。

 

 

 

 

岩壁の下には、いくつものグループがシートを広げています。

登攀の準備をしているのでしょうか? 

バスで乗り合わせた大きなリュックの乗客は クライマーさんたちだったのかもしれません。

 

 

約70分歩いて、幕山山頂に到着。 芝生の園地で、ピクニックにいい所です。

眺めは海側に開けています。先端は真鶴半島です

 

 帰りは、南郷山への道をたどることにしました。

 

落ち葉がふかふかで膝に優しい緩やかな下り道。ずんずん降りていきます。

こういう道はどこまでも歩いていきたいです。

 

 

立ちどまって見上げると…紅葉の向こうに青い空!きれいでした。

振り返ると、こんな風景が。 秋らしくていいですね。

 

 

 

 

 

南郷山への分岐点ですが、今日は左の大石ヶ平へ向かいます。

箱根竹のトンネルの中を下ります。

 

箱根竹とは?

温泉地としても有名な箱根山の周辺に自生している箱根竹(ハコネダケ)は“東根笹(アズマネザサ)”という種の

変種であり、稈(かん:茎のこと)の高さは2〜3m、太さは1〜1.5cmになります。

江戸時代から、箱根の名産品として有名であり、羅宇(らう:キセルのstemの部分)に使用されていただけでなく、筆の軸や竹籠、行李(こうり)などに加工されてきたほか、

戦前までは土壁の骨組みとなる“小舞竹”(こまいだけ)としても重宝されていました。

(JTたばこワールドサイトより引用)

 

 

展望が少し開けた場所では、箱根の山が見えます。

 

 

山道を抜けて大石ケ平に到着。ここからは白銀林道(砂利道)を下って、五郎神社を目指します。

途中に、クスノキの純林があります。

 

「クスノキの純林」(かながわの美林50選)

明治時代の終わりに植えられた約3ヘクタールのクスノキの森です。

クスノキはむかしショウノウ(防虫剤)の原料として大切だったので、植えられました。

 

 

指示板の方向に道無き道を10分ぐらい登っていくと…

かながわの美林50選「鍛冶屋のクスノキ」の標識 がありました。

 人が来ないせいか、整備はあまりされていない感じです。

 でも、上を見上げると…

 

 

すくっと伸びたクスノキの葉先に青空が広がって、とてもいい気分です。

こんないい所、もっと知られていいのになあ…と思いました。

でも、混むのもイヤなんです。

 

 

林道をさらに下ると、『山の神』という祠が ありました。

 

鍛冶屋 山の神

豊かな山の幸に感謝し、仕事の安全を願い、山仕事仲間によって「山の神」が祭られました。

江戸末期のことで11月16日には「鍛冶屋山の神講」によって祭事が行われ、山の恵みや安全を祈願しています。

この祠は山の中腹にありましたが、平成18年10月26日に現在地に移設されました。

 

 

 

 

 

 

 

倒木には丸い葉の植物が一面に付いていました。苔の仲間でしょうか。


ススキの穂の向こうは清流です。秋を感じます。

 

 

出発地点の梅林に戻ってきました。

 いいバス便がなかったので、五郎神社まで細い車道を下ることにしました。

 

 

住宅やみかん畑、お茶畑、柿の木などを見ながら、気持ちよく歩けます。

 道沿いには、天然酵母のパン屋さん、野菜の無人販売所、さらには都会から移ってきた夫妻が経営する隠れ家的な

イタリア料理店などがあり、楽しいです。

 

 

ゴールの五郎神社に到着!バス停の名前は「鍛冶屋(かじや)」です。

1時間に2本ほど湯河原駅行きのバスがあり10分くらいで着きます。 歩いたら、30分ぐらいです。