スミヤキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この獰猛そうな魚は、スミヤキという

超ロ〜カルな小田原の地魚。

 

「漁師の網を鋭い歯で切るので、別名ナワキリ」

昼間は深海に住んでいるが、夜間にイワシを追って、

海面まで上がってくる。

カマスに似ているからか、正式にはクロシビカマス。

 

鱗はなく、さんまをぺったんこにして真っ黒にしたような外観。

 

あまり獲れないので、流通市場には出ない。旬は秋から春で、地元でしか食べられない云々」という記事を読んだことがあり、気になっていました。

 


ある日、地元のスーパーに行くと、真鶴産のスミヤキが出ていました!

 

本当に真っ黒でしたが、切り身なので獰猛な顔は見られません。

どうやって食べるのか…美味しいのか…? 

不安だったので、魚担当の小父さんに聞いてみました。

 

「白身で、柔らかくて、淡白で、上品な味。脂がのってるけど、しつこい脂じゃなくて……俺は好きだよ」

 

「塩焼き…?」

「うん。それもいいけど、おれは煮付けだな!」

「ただ、結構長い骨が皮から身の方に入ってるんで、食べる時は気をつけてね」

 

「この辺だけしか獲れない魚?」

「太平洋沿岸、和歌山ぐらいまで獲れるよ。名前はいろいろだけど」

 

思い切って買ってみました。

お勧めの煮付けにしてみました。黒い皮の下は、真っ白な身です。

煮汁に浸けながら食べましたが、美味でした!

確かに長い骨が出てきますが、鯉の小骨のように枝分かれはしていないので、引っかかりはしなかったです。

また買うかと言われると、ビミョー